一番お得な介護度とは
介護度は無闇に高ければ良いというものでもありません。
介護度によっては使えるサービスに制限があったり施設入所に影響が出たりと行った事もあります。
しかし介護度が高くなれば通所系の介護サービスの一回当たりの基本料金も上がります。
もしデイサービスに週1回のみ行く場合。介護度1の人と介護度2の人では自己負担は介護度2の人の方が高くなります。週2回でも限度額を超える事はありませんから同じく介護度2の人の方が自己負担は高くなるでしょう。
どんな介護サービスをどのくらいの量利用するか。
これが重要です。
最も軽い介護度の支援1でも負担限度額は5003です。
正直週1回のデイサービスであれば限度額オーバーしませんし最も自己負担は安くなるでしょう。(要支援1、2は他にも例外的ルールがありますので注意が必要です)
要支援は例外ルールの他に居宅(ケアマネ)の支援が薄い部分があります。
介護度1~5であればケアマネは毎月訪問に来て様子を伺います。
要支援1、2は3か月に1回程度の訪問になります。(毎月電話で様子はうかがいます)
他にも要支援では通所サービスの併用が出来なかったり、限度額が少ないために突発のサービスが使えなかったりします。ショートステイといって短期で泊まる所にも少ない日数しか泊まれません。自分で基本なんでもする人やケアマネにあんまり来てほしくない人なら良いかもしれませんが要支援よりは介護のほうが使い勝手は良いかもしれません。
個人的には介護1程度が最もやりやすい気がします。
介護度によるいくつかの制限やデメリットですが例えば
福祉用具の利用制限:電動ベッド・車いすのレンタルは介護度2以上から
特別養護老人ホームの入居は基本的に介護度3以上から
老人ホームに入居する場合は要支援よりも介護からとしている施設もある
などがあります。
施設に入居する気がなく電動ベッドなども必要ないのであれば介護1程度が無難と思われます。