介護度がおりたらどうする?
介護度の認定がおりたとして介護保険のサービスはどのくらい使えるのか?
どうやって使うのか?制限はあるのかなどお話しします。
介護保険制度は医療保険と違いひと月に使ってよい限度があります。
介護保険も点数で限度を表しています。単位と言いますが特に覚えなくていいです。ポイントのようなものと覚えれば良いです。
<介護度別の限度額>
基本的には1単位10円で計算されますが地域差があります。(だいたい10円~11円)
要支援1 5003
要支援2 10473
介護1 16692
介護2 19616
介護3 26931
介護4 30806
介護5 36065
考え方としては各介護度別の限度額の単位が毎月1日にもらえます
そのもっている単位、介護ポイントを消費してサービスを使います
ひと月の消費ポイントが限度額を越えなければ介護保険が効きます
つまり1割~3割負担です。
この限度額単位は毎月リセットされるので持越しできません。
2月はちょっと余ったので3月に使うとかはできません。
毎月1日には限度額がもとに戻ります。
例を出してみましょう
氏名:しろぼうず
介護度:1
年齢66歳
介護度が1なのでひと月に使える限度は 単位です。
しろぼうずはお風呂に入りたくてデイサービスに行きます。
デイサービス1回の消費ポイント(単位)は700ポイント(単位)とします。(あくまで喩です)
週2回デイに行った場合:
週2回デイに行っても月8回で
700×8=5600
16692-5600=11092 まだまだ余裕があります。
範囲内なので介護保険が効く。自己負担が1割~3割負担で済む。
週7回デイに行った場合:
週7回デイに行くと月30回で
700×30=21000
16692-21000=-4308
限度額オーバーです。範囲内の16692は保険が効きますので自己負担1割~3割ですがオーバーした4308は自己負担10割負担です。
地域差はありますがたいてい1単位は10円です。
そのためこの場合は16692+43080=59772円となります。
このように限度額をオーバーすると超えた分の点数は10倍のお値段になるのです。
そのために限度額が大きい介護度が高い方が望まれる事が多いのです。
しかしこの仕組みをしっかり理解した上で高い介護度を望んでいるわけでもない人もいます、ただなんとなく高い方が良いと思っている方もいます。介護度は決して無暗に高ければ良いというものでもありません。これからそれを説明します。