しろぼうずのブログ

こんにちは。しろぼうずです。 このブログでは日々の生活で実践してみてちょっと役立った事や知っているとお得な事をなんとなく載せていきます。 私は普段はある福祉の複合施設の施設長をやっております。 そのため介護保険サービスや仕事する上で知った生活の知恵や制度の隙間・裏ワザをちょっと見てきました。お役に立てれば幸いです。

駄目な介護職員の見分け方

介護職には色々な方がいます。

最近は介護の専門学校は定員割れを起こしどこの介護事業所も人員不足となっています。そのため他業種からの無資格者でも採用するのが現状です。

最初から介護の仕事がしたくて専門学校などを卒業し介護職になる方もいますし、他の業種を経て介護職になる方もいます。

どちらが良い介護職というわけでもありません。介護の仕事は配慮や対人対応などが大切ですから、結局のところその人の能力や資質によります。

特徴として多いのが介護の専門学校などを卒業し介護職になった方は社会の事を知らないので相談援助や対応力が低いです。

逆に社会経験を経て介護職になった方は様々な対応が出来る方もいます。しかしかなりの年配から介護職になったかたは体力が続かずまた新人として学ぶ姿勢が足りないため職場としての戦力にならない場合が多いです。

どちらのパターンも一長一短あります。やはり基本能力のバランスが取れたかたや資質がある方は専門卒だろうが中途だろうがセンスある介護職になります。

利用者、家族には経歴などは見えませんので質問や観察で介護職の質を見定める必要があります。

まず本来であれば管理者や相談援助職の役職についているケアマネなどの方は基本的知識や説明力、調整力に秀ででなければなりません。しかし最近の人手不足の影響でそうした業務遂行力がない方も役職についている事は珍しくありません。特に複数の部署を束ねるポストの方がケアマネや相談援助の経験がない場合、部下達も相談や頼りにする事が出来ないため少しづつその事業所は質が落ちてきます。

家族としてはそうした介護力を見定めるためにいくつか質問をしてみましょう。料金や施設基準の事を聞きながら織り交ぜてが望ましいです。

例えば介護保険制度の財源はどのように按分されているんですか。どのようにいつ審議会が開かれるんですか。など社会保障制度について質問してみましょう。中には介護保険制度の改正時期や期間などすら知らない管理者もいます。改正されれば料金も変わるのに。

他にも認知症についての見識を問う質問、なぜ徘徊するのでしょう。なぜ入浴拒否するのでしょう。など。中にはそうですねー認知症ですからねー、などどいうレベルの方もいます。

他にもこうした介護費用は控除の対象になるのですか。オムツ代を節約する方法は。自宅で徘徊する方をどうすれば。など。

そうした質問をしてどの程度の対応力、役に立たつ知識や技術ががあるのか見定めましょう。