しろぼうずのブログ

こんにちは。しろぼうずです。 このブログでは日々の生活で実践してみてちょっと役立った事や知っているとお得な事をなんとなく載せていきます。 私は普段はある福祉の複合施設の施設長をやっております。 そのため介護保険サービスや仕事する上で知った生活の知恵や制度の隙間・裏ワザをちょっと見てきました。お役に立てれば幸いです。

グループホームとは

認知症対応型共同生活介護という長くて分かりにくい介護施設があります。

通称グループホームといいます。

私の管理している施設にもグループホームがあります。このグループホームはどんな施設でどんな方が入居出来るかお話しします。

このグループホームは入居するには前提条件があります。

一つ、認知症と診断がついている事。

二つ、入居者の住所とグループホームの住所が同じ市町村である事。

一つ目の条件は名称にもある通りグループホーム認知症の方が出来る事や役割を持ち共同生活する事で残された機能を維持し認知症の症状を緩和する役割を求められている施設だからです。診断の証明は医師の診断書の場合もありますが介護度がついていれば主治医意見書というものが市役所に保管されています。主治医意見書の情報開示は100円かからない事も多いです。在宅介護をしていた場合はケアマネが付いているでしょうしケアマネは良く主治医意見書を役所から開示してもらってますし、相談してみても良いかと思います。

二つ目の条件は同じ市町村の住所でないと基本入居出来ません。もし遠方の親を自分達の近くのグループホームに入居させたい場合は最初に住所を移し近くのショートステイを使ったり、市町村に相談したりとひと手間が増えます。

グループホームは地域密着型と云われるモノで市町村が介護事業計画を基に何ヶ所設立を認めるかなどが定められています。その後に色々な法人が手あげをしてグループホーム運営に名乗りをあげます。新たにグループホームの建設計画が市町村になければ建ちません。このような設立過程があるのである程度の介護の質が担保されています。

料金も基本料金は介護度別の全国一律で同じです。居室料や食費や管理費などが施設により違いますのでそこが料金の差となります。

入居については緊急性や必要性が問われます、入居申し込み順ではありません。しかしながらある程度入居判定の点数をつけますが法人や経営者の判断で決まる事もあるようです。現場管理者の判断なども影響します。特に夜寝ない利用者の場合や徘徊がある場合嫌がられる事もあります。(認知症対応型なのに徘徊のある方はちょっと…などと言って断る本末転倒な施設もあります)

グループホームは施設によって本当に色がでます。ただ入居者を預かっているだけの所もあれば本当に色々な取り組みをしている施設もあり絶対見学や取り組みの聞き取りをしましょう。経営者が他の業界から人だったり、営利企業の関連は当然ながら利益を出さなければならないので色々な所で節約されます。見学時に掃除は行き届いているか、尿臭はしないか、食事量は、スタッフの表情は、などよく観察しましょう。